2007年12月16日

ずっと前から、この日はどんな日になるのだろうと期待しながら生きてきた気がします。第2成人の誕生日。誰と何処で何をして過ごしているだろうと想像しながら生きてきました。いろいろ勝手に思い描いてみたりもしました。多分、20年くらい前からずっと・・・そして10年くらい前からは徐々にその思いが強くなっていたように思います。
「もとき亭」(元木さんご自宅の通称)にて、この日のために誂えてくれたという、バカラのグラスで乾杯していただきました♪
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元木夫妻との出会いのきっかけはお茶の縁でしたが、10年ほど前から、「姉夫婦」と言ってもいいようなお付き合いに恵まれました。ご夫妻お二人の合作フルコースで、私はこの日、第2成人を迎えました。一品、一品に愛情と優しさ、そして未来への挨拶が込められている、そんなお料理でした。
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目にも口にも、体にも優しいお二人の夫婦愛のおすそ分け・・・いえ、この日ばかりは「お裾」程度じゃない、しっかり受け止めるだけのボリュームある愛情を、私へと注いでもらったのでした!
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誕生日ケーキって、昔からあまり変らないいでたちですよね。だからこそ、幼稚園の頃の「お誕生会」を思いだします。私は子供心にも、自分の誕生会に誰を呼ぼうか、何をしようか、何が食べたいか、熱心に考えていた子供だったような気がします。我が家にはシャンパングラスが10個揃っていますが、それは何と、幼稚園時代に母が、私の誕生会でデザートを盛るために買ったものだそうです。だから結婚して家を出る時にも持たされました。そっか・・・数十年前からお祝い好きだったのねぇ。

誕生日は、自分が生きていることを再認識する日。自分は「生かされている」のだと改めて知る日。生まれてきたことの意味をじっくり考えるための日。・・・だから、大切な人に傍に居て欲しい日なのでしょう。
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20年くらい前の、ある誕生日。新宿NSビルのフレンチで、フルコースしたことがありました。深紅の薔薇を歳の数だけ抱えて、誂えたばかりのコートを着た人が家にお迎えに来ましたっけ・・・。
テーブルクロスの分厚さ、高層ビルの窓ガラスの冷たさと部屋の暖かさ、夜景とキャンドルの瞬き、カトラリーのひんやりした重さ、生ハムとメロンの口当たり、野菜の色の鮮やかさ、静か過ぎる店内、2周りくらいも年上のサービスマン、静かな会話もまだ下手な学生カップルが、そこでポツリポツリと何を話したかもよく覚えています。
あれから20年。どう変ったでしょう。どう変らなかったでしょう。どう変っていくのでしょう。どう変らないのでしょう・・・。
by soukou-suzuki | 2008-02-09 02:28 | Hikari NOW!
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