真楽寺の湧水。

西日が傾き出した頃に、啓子さんと2人でドライブ。龍神伝説と、霊的な湧水、樹齢千年の神代杉の「真楽寺(しんらくじ)」へ。静まりかえっていて、一人では怖いくらい。この湧水に立つと、木霊(木の精)や龍神の存在を素直に信じられる。この水辺も、私の原風景の一つ。日向ぼこ川とは、陰陽の対になっているみたい。なぜもっとロケに使われないの不思議なくらい・・・。湧水や杉木立の霊的な木漏れ日って、カメラに収めるのが難しいのかな。子供の頃はここでもよく、木の根や、苔むしたベンチや、折りたたみの椅子に座ってスケッチをした。大抵は満足のいく絵にならなかった。古色を帯びながらも清廉な透明感をもった景色を、どの絵の具を用いて描くべきか、解らなかったのです。大人は「巧くかけているじゃない」と言っても、自分には本物と偽者に思えた。周囲の杉木立や湧き水から発散されている何かが、私の絵からは、一つも出てきていないのが明らかだった。
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水藻の碧、苔の緑、新芽の翠、・・・いろんな「みどり」が見られる。
by soukou-suzuki | 2007-09-10 02:02 | 散歩マニア
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