ヴォージュ広場

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マレ地区のヴォージュ広場の回廊。ここは視覚的に閉鎖された空間で、何となく安心。緊張が解けるから好き。無料のギャラリー廻りから楽しい。風景画を売る人もゆとりがあり、手ごろな価格で感じよい。靖子さまは一枚購入。

ヴォージュ広場のこの煉瓦は偽物でだまし絵。中は木製の梁が入っていた。ヴェルサイユ宮殿内のオペラ劇場にある黄金の天使像がボール紙を金色に塗ったはりぼてだったのも驚いたけれど、17世紀にアンリ7世が完成させたヴォージュ広場の回廊が、化粧煉瓦に木骨なのにも驚いた。権威を象徴するための物をはりぼてにするなんて、王朝も苦労していたのか。急に親近感湧くではないですか。ぽろりと見えてしまわないのかしら?
地震が来ないことに自信がある国は見せ掛けることに大胆になれるのでしょうか。ちなみにパリはモードの街ながら、街中の人は男女問わず地味な(シックと言え?好意的にはそうだけど‥)格好です。髪型もロンドンで見かけるような奇抜な人はいないし、ウールから毛皮、ダウンまで押し並べて黒か濃い茶色、まれに暗いカーキ色。建物にも色がないから、時折ある金の装飾が目を引く。でも街歩きは黒でいいや、なぜか服が汚れる街です。そういえば東京の地下鉄でよく見かける、エスカレーターの手摺りを拭く人を、こちらでは見かけない‥。
by soukou-suzuki | 2007-01-06 18:23 | かわいい妻には旅をさせろ
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