At The Bottom of Kyoto 4

地下鉄の丸太町で下車。御所沿いで水色のパオを待つ。ほどなく藤平氏、登場♪
すぐに藤平邸につく。築100年を越す京町家。引き戸の上には「藤平」の文字が、「あら、昔からここにず~っと居たわよ!」といいたげに澄まして書いてある。(^ー^)藤平さんそのもののよう♪5月に越して、週末ごとのDIYでここまで改造!ただし越冬は初めてらしいです。「京都入門」ブログ、立ち上げてくれたらいいのにぃ。毎朝、向かいの神社から水を汲んできて水を撒くと言う。「改装されすぎて町家として使えなくなっちゃうけど、店舗に貸すしかないだろうな~」と思っていた大家さんを見事に救ったのは、そう、この奇特な方たちなのでした。素敵にお似合いの2人。「青年部の委員長のときに、自分が企画した行事に一般として参加した」のが奥様との出逢いだそうです。白雲青年部のみなさ~ん、よい企画はよい出逢いに通じるそうですよ♪(^^)
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店の間をリビングに仕立てている。ふわふわのラグと白いソファ、ガラスのテーブル。そこにユニット畳に大きな火鉢が寄り添って、不思議に調和しているのは流石。世界を見ているからできる取り合わせですね。猫はリンちゃん。人見知りだそうだけど、何処でも遠慮なく開けるお客に、戸惑いつつも一歩ずつその距離を縮めてくれるのが嬉しい。最後はお背中から尻尾の先まで、なでなでさせてくれたもんね!
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奥様の手料理は、タイ風グリーン・カレー、ベトナム・揚春巻、エビと春雨のタイ風サラダ。どれもパクチ(コリアンダー)が効いていて幸せ!ネコにまたたび、ひかりにパクチー。匂いのある草に目が無いのです(^^)
(この台所でアジアのエスニック料理が作られるのか・・・、そう思うと確かにアジア風の厨房だわ。今もこんな感じのところありますね。棚の下で、コンクリートの冷たさにあたりながら昼寝するお爺さんとか居そう・・・。)時計の掛かっていた後が残っている。一昨晩の町家に掛かっていた頑固そうな古時計を思い出す。ここの頑固者は何処へ行ったのかな。
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安田さんと藤平さんをお引き合わせ。今後、狭い京都でもっと狭く仲良くしてください♪私は少し遠くから時々ちゃちゃ入れさせてもらいます。作家さん話になり、京都事情のお話を聞き始めたら着いていけなくなり、それでなくても寝ていないから、ほけ~っとなる。対談を聞いている傍観者になり、そのうち、外国の街騒を聞き流しているような心地よさを感じ始めていた。(退屈だったんじゃないのよ、心地よかったのです)
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2階も拝見。1階3部屋、2階も3部屋。ゲストルームを意識した居室の隣には、木置きだった空間にライブラリー(カフェの方が近い)がある。司馬遼太郎好きの本棚。反対側には茶の湯の本がわんさか!カフェ・テーブルの脇に、「ブレンド400円」と書いてないのが不思議な感じ。ほんわかと自然光が侵入してくる。同じくらい、静かに隙間風も入ってくる。
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お茶室へ通され、お薄をいただきました。お菓子は銀杏餅。炉を開いてから、お客様が急に増えたという藤平家。炉も床の間も大活躍で羨ましい♪来年はお友達や家族と一緒に寄せてもらおっと。(^ー^)
安田さんと交代~!お酌も、お運びも、交代も間に合わない私は、ほけ~っとひたすら空間に溶けていました。タイムスリップした気分。「松風颯々声」微かな釜鳴りか、自分の呼吸か、いずれもZZZ・・・と、寝息に似て聞こえる。炬燵があったら、気絶していたかも知れない。。。寝不足なだけじゃない、絶対に。スローライフが染み付いた空間が心地よすぎるのです。α波がどよどよ襲ってくるのです。庭にはお手植えの藪椿が。
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by soukou-suzuki | 2006-12-05 05:02 | かわいい妻には旅をさせろ
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