ティータイム  中国工芸茶

ティータイム  中国工芸茶_c0049825_0313664.jpg仕事が一段落してお茶を煎れる。「今日のお茶」は、茶道の友人(小坂了子さん)からいただいた差し入れで、中国の「工芸茶」の詰め合わせの中から、茉莉出水芙蓉(ジャスミンシュスイフヨウ)をカップに直接お湯を注いでいただく。
球状の茶葉に座す千日紅の花がぽかりと飴玉のように浮かんで綺麗。
熱湯を注いでから、徐々に徐々に広がっていく葉の動きには、時にじわじわと、時にバネが跳ねるように一気に、葉の一本一本が不規則に生き物のようにうごめいて開いていく。つい仕事を忘れて見入ってしまう。植物の成長を高速で見ているようだ。中国のこのセンスは凄い。見た目を面白く美しくするだけではない、その開き方も意識して造っている。日本の花火文化に近い手工芸だと思った。
お湯を注しながら2~3杯楽しむ。それでも最期にゲイジツ的な茶葉の玉を捨るのが惜しい気がする。思わずパチリと1枚。
by soukou-suzuki | 2006-09-09 00:31 | 私のお気に入り
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