太平洋戦争で降伏を決め「人間宣言」した昭和天皇の内面の苦悩を描いたロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の映画
「太陽」を見ました。イッセー尾形も桃井かおりも好きな役者。桃井さんはラストシーンのみの出演で、美味しいところを全てさらっていました。(^^)サスガ。細部はリアリティを欠きましたが、細かいことよりこのテーマを取上げてくれた監督の人間愛に尊敬と感謝を贈ります。
皇居から二重橋を渡って、マッカーサーに会いに、いったりきたり・・・。そこは私が毎日、お昼休みに歩いているところなのね。皇居へは入ったことが無かったけれど、この10月に行われる雅楽演奏会にちょうど行く予定なのでどきどき。明日から歩くたびに意識しそう。セリフも音楽も効果音も少ない映画で、庭を歩き回る「鶴の鳴き声」がやけに心に残った。じわじわ後から思い出す映画なのでしょう。
場所は銀座シネパトスの初回(9:50)。ここは上映中さえ電車の轟音がひっきりなしに聞こえる珍しい映画館。効果音なのか電車の音か、作品的に聞き分けがつかないのでさほど気にはならなかったけど・・・この割り切りはある意味、立派! スクリーンは小さくて、家で見ているのと変わらない気がする。それでもほぼ満席でした。
見終わって、正午少し前の、まだ歩行者天国になってない銀座を歩く。イタリアンの
VENTOで2800円のお昼のプリフィクス・コースを試す。
銀座だと通常とられる1000円~2000円の「場所代」が入っていない感じでリーズナブル。前菜はパプリカの冷製スープ。賢一はシーザー・サラダ。パスタは揚げ茄子とモッツァレラのトマトソースと、ポテトとベーコンのフィジリ。グリルは二人ともリブアイ・ステーキ。前菜・パスタ・グリル・塩に、特筆は自家製パンの美味しいこと。でもデザートは・・・ここ、いつも今ひとつです。
コーヒーを飲んで、10%引いてもらった。夫殿にご馳走になって帰る。(映画は私のゴチだけど、海老で小さな鯛を釣った)あ、そうそう、今日の会話には昭和天皇のお口癖であった「あ、そう」が頻発した。