新居への引越し祝いに、気前のいい姉夫婦が絵を贈ってくれた。
笠井正博さんのシルクスクリーンで、『新しい世界への入り口』
というタイトルがついている。(560×568)
額縁はシンプルな白で、我が家にぴったりでいたく気にいった。
淡い青から白までの配色で、海の底から太陽を見上げたイメージだそうだ。
放射状に広がる大小の水玉をじっと見ていると、光が時計回りに回っている
ような錯覚を覚える。
本当に、ここから何処かへ通じているような気持ちにさせてくれる。
寝室のベッドの正面に飾ることに決めた。新しい世界へ入っていくに相応し
い場所だ。リビングでテレビと張り合うより、この絵には落ち着いて自己主張
させてあげたい。後日、業者に頼んで壁に釘を打ってもらうことにする。
姉が絵を贈ってきたことは少し意外だった。
今まで絵を買ったことがないと思ったから。
予算オーバーを押して買ってくれたらしいから、姉もこの絵に惚れ込んで
いるようだ。早く掛けて、飾っているところを見に来て欲しい。
じっくり見るには、ヘブンリーベッドちゃんに寝転がるしか方法がないけれど。