明治神宮「日本文化紹介茶会」

2010年11月28日(日)
芭蕉忌の今日、明治神宮の御苑内にある「隔雲亭(かくうんてい)」で、晩秋を惜しむ紅葉の茶会を催しました。

苑内の紅葉は燃え盛り、隔雲亭の廊下から見下ろす池へのスロープには、黄に色づいた葉を散らす様が黄金の時雨のようでした。午後の一席がなくなったので、その間、庭を眺めながら響の若い方と俳句をひねりました。

    黄金の梢となりて秋日燦  
    息止みし木の葉時雨のひとしきり   
    紅葉舞う枝離るるは潔く         
    共に見し木の葉時雨の刹那永久   

◆参加茶人スタッフ
松浦ひかり、中沢文明、吉森智浩、岩見恵理子、神田佳絵
初参加の味澤俊、森部恵理子
昼からは瀬○智子
計8名でした

◆参加外国人
 USA 9人、日本 4人、UK 1人、スイス 2人、イタリア 1人、オーストラリア 6人、スウェーデン 2人、香港 1人、ドイツ 1人
 合計 9カ国 27人でした。

◆響ガイド 12人(内お茶会初参加5人)

◆会記
軸:千峰紅葉村  相国寺 有馬頼底 筆
花:アワコガネギク エゾノコンギク 照葉 ドウダンツツジ
花入:竹一重切
香合:都鳥(ゆりかもめ)
棚:寿棚
水指:染付 葡萄絵
棗:紅春慶 (飛騨高山)
茶杓:時雨(芭蕉「時雨忌」に寄せて)
by soukou-suzuki | 2010-11-30 16:39 | 茶味禅味俳味一味
<< 福引き 野点における「開く」茶事 >>