真夏の早朝、冷抹茶を点てていただく。
さっぱりしていて、気持ちの目を覚ましてくれる。
おや?いただきもののお菓子と手近な茶碗が、偶然だけれど、七夕の茶碗に、繭最中か…。
繭、絹、機織り、赤い糸、梶の葉、七夕。
機を織るも文を書くも楽器を奏でるも、全ては人を思う力が技に通じるという教えが七夕だと思う。
昨晩はシティリビングのお江戸納涼祭での茶会を無事終えました。
不穏な天候に関わらず、抽選で選ばれたお客様は全員いらっしゃいました。ありがたいことです。
今回の企画でたくさんの出逢いと豊かな時間をいただきました。
いつか『あのイベントから始まった仲ですね』という会話をどこかですることを夢見ながら、昨日へと続いた全ての巡り合わせに感謝いたします。
帰宅後、溽暑をわかちあい、ともに饗応いただいたお仲間に合掌して荷をほどく。
もてなしの後の静けさ夜の秋
夜濯ぎや今日の仕合わせ確かむる
生かされて今をひたすら蝉猛る
猛暑日に備え自服の冷抹茶
今日もこれ好日とせむ白木槿
ひかり