大好きな神宮の森。大正5年から人々の手で植え始められた人口の森。もうすぐ、目指した100年がこようとしている・・・。
左隣は手が届きそうな距離に原宿駅がある。めまぐるしく新陳代謝する喧騒の隣で、100年の息吹を浴びている。
小さい時に見上げたより、木が高くなっているのが分る。
数十年、経っているものね。
このトンネルのような参道を歩くと、コローやミレーの絵に入りこんだ気分になる。向こうからくる黄色いハトバスの車体が、コローの絵の一点のように、かえって森の暗さ、重さ、偉大さを強調する。近づいてみたら、ニンフかも知れない。