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落ちてなほ。

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食卓を飾っていた椿の蕾が落ちた。
にわかには捨てがたく、枝とともに水に投じて水中花(浮遊花?)とする。
落ちてなお美しい椿は、水に投じてなお、力みのない生命力と意思の力を表現している。

気泡がライスシャワーのように細やかな祝福の笑みを添えている。
by soukou-suzuki | 2012-01-29 19:10 | Hikari NOW!

芽出度い日曜日。

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全てをキャンセルして療養する日曜日。昨日からの痛みと戦うのを止めて、痛みと寄り添う午後になりました…。

初釜の福引でいただいたヒヤシンスの球根。みずみずし芽が突き出ている。
毎日、洗面所で愛でていたら、今朝は作り付けの棚に頭が触れていた。

寝室に連れてきて撮影。

私は臥せっていても、ヒヤシンスは沸き起こる生命力を押さえきれない様子。

芽出たいことは、お目出度いこと。命を愛でて過ごした日。
by soukou-suzuki | 2012-01-29 17:52 | Hikari NOW!

ある日、突然に。

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それはある日、突然に見えてしまった。

寝室の壁面に作りつけたクローゼットの白い引き戸。
着物を掛けるために私が届く目一杯の高さにビスを二本、リフォームする際にお願いして付けておいてもらった。

たまたまそこにハンガーが掛かりっぱなしになっていた晩。

ふと目覚めて何気なく見た壁に、突如、視線を感じた。

そこに、大きな顔があり、恍惚とこちらを見ている。

子供のころ、天井の染みや木目の中に、突如こちらを見ている顔を見つけた…。

大人になるとこれらの顔や視線に鈍感になるものだ。
だが私は今もときおり、大小様々な顔に出くわすことがある。

おにぎりの中の枝豆の並びの中に、つぶらな緑色の眼をした小動物に出逢い、シンクが弾いた水滴の中に笑う顔がいたり、味噌汁の具が突然私に微笑みかけていたりする。

私の目には好感度フェイスキャッチがつ射ている。
by soukou-suzuki | 2012-01-28 02:58 | Hikari NOW!

御菓子の国から来た王子。

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洗心会に新しいお仲間をお迎えしました。
神楽坂の和菓子屋さんの若旦那さまです。

お稽古場で使ったその日のお菓子を懐紙に書き留めたと、写真を送ってくださいました。
そっくり、可愛い!
絵に茶味がある〜!

あんまり上手で、描かれたお菓子の「お福さん」が、さらに笑顔に見えました。

お一人と出逢うたびに、また一つ、違った茶味が私の中に広がります。

古の茶人たちも、こうして一人の職人、一つの道具、一輪の花と出逢い、次第に興味と鑑賞の幅を広げていき、いつしか茶道は総合芸術へ大成されていったのでしょうか。

美しいとは、羊が大きいということ、つまり有難いということ。


では、この出逢いはきっと「美しい出逢い」です。


毎回、消えていくお菓子たちが、こうして二重三重に愛でられたら、私の稽古場に来たお菓子さんたちも喜んでくれるでしょう。

お菓子の国から来た王子様の仲立ちで、私とお菓子さんたちが親しくなれました。
by soukou-suzuki | 2012-01-28 00:55 | Hikari NOW!

ドイツからの年賀状。

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ドイツ人の茶友から今日届いたハガキ。
私の古い住所を経由してきたので、多分、今年最後の年賀状でしょう。

漢字での筆書、龍の絵、金色に輝く龍の玉と龍の髭…杏仁香と漢字を当ててサインされた署名。

トリを飾るに相応しい賀状。

感動します。
これだけ日本文化に心酔してくれた心に感激。

ドイツ人の心を捉えて話さなかった日本文化に感激。

自分が惚れ込んだものに、同じ価値を置いてくれる同志がいてこそ、世界(この一壺天)は立体的に完成する。

杏仁香(アンニカ)さん、ありがとうございます。(^^)
by soukou-suzuki | 2012-01-27 23:56 | Hikari NOW!

ある猫。

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「野良猫は偉いと思う十二月」

御代田(風の道)句会の克彦さんの俳句だが、まさにそんな猫さまに出逢った。

寒そうに、目も鼻も閉じて陽光から幽かな暖かみを得ようと集中している。

生きている。
生きている。

大切なことは何か教えてくれているよう。

ジェリクル・キャッツに想いを馳せる。

その眼裏にどんな思い出を浮かべているのだろう。

光とともに抱きしめられている夢かしら。
by soukou-suzuki | 2012-01-21 23:19 | Hikari NOW!

大寒の夜

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マリアージュフレールの「エスプリ・ド・ノエル」をミルクティーで飲むのが冬のお気に入り。
麹町ダイナーでピーカンナッツのパイを買っちゃった。
白いガウン型のブランケットをはおり、新調した白いマイクロファイバー起毛のラグに座る。雪原を思う。

加湿用の湯気も手伝って、部屋は白く明るく、過ごす。

白と静けさがあまり似合うので、最近は部屋が遠慮して音を出さなくなった。
テレビ、ステレオ、パソコン、お風呂のアナウンス、みな静かなまま。

エアコンの風音と冷蔵庫の微かな唸り、お湯の沸く音ばかり聞いている。

エアコンの風音はモードごとに変わる。
お湯の沸く音も火加減やケトルの湯量で違う。
僅かな違い、幽かな差に気づくのは心栄養になる。
by soukou-suzuki | 2012-01-21 22:35 | Hikari NOW!

2012年東京消防出初式(準備)

毎年1月6日は東京の消防出初式です。したがって毎年5日は設営日…。
来年は土日にあたりますので、みなさま準備から積極的に楽しみにいらしてください。
準備日の特典は、何といっても、消防自動車との撮影会!
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by soukou-suzuki | 2012-01-18 19:03 | 茶味禅味俳味一味

バンコクからの手紙。

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帰宅したらポストに象が入っていた。

もとい。
省略しすぎました。

象の親子のスタンプを押した、タイからの封筒が
待っていました。

象が可愛いだけでなく、周囲の文字や数字との配置バランスが上手いな〜と。

加えてタイ語の文字、小さな頭があるから、もやしのダンサー的で可愛い。

94バーツの文字の前のニョロンマークが、バンコクの蒸し暑い風を思い起こさせた。

封筒の黄色はマンゴーの果肉やタイシルクの鮮やかな色彩を思い出させる。

白い寒い部屋の一部が、ぽう、と灯った。
by soukou-suzuki | 2012-01-17 18:13 | Hikari NOW!

密かな同居人。

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初釜の福引でいただいたヒヤシンスの球根を水に浸しました。
白い細やかで不揃いの根。
文豪の無精髭を思わせる長さ。
日に日に、刻一刻と変化します。
春までは涼しく暗い場所に…とありましたので現在はバスルームの洗面所に置いています。
私が顔を洗う間だけ明るい世界にいます。
深海に住む生き物みたいに静かに息を潜めながら同居しています。
ヒヤシンスって、言うだけでヒヤリと唇寒しなクールビューティーさんです。
by soukou-suzuki | 2012-01-16 20:21 | Hikari NOW!