カテゴリ:ザッツ★エンターテイメント!( 57 )

ミネスタ!生放送で峰竜太さんと

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ラジオ日本のスタジオから。
峰竜太さんのワイド番組、ミネスタ!に呼んでいただきました。(^-^)
生放送を終えて、ほ。
by soukou-suzuki | 2012-12-18 12:53 | ザッツ★エンターテイメント!

ブロックフェアウェルパーティー。

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関東第一ブロックのフェアウェルパーティーで、地元第六東支部の仲間と集合写真。
お開き後の様子です。\(^-^)/
by soukou-suzuki | 2012-11-26 02:09 | ザッツ★エンターテイメント!

宮内庁雅楽

10月の日曜日。
再び皇居へお散歩。竹橋から北桔橋門(きたはねばしもん)を入り、大奥跡の隣に、宮内庁式部職の雅楽ホールがある。
午後の陽射しは、人の目に真っ直ぐ入り込み、見る物全てのコントラストをはっきりさせる。必要以上に白黒はっきりさせてしまう。何か特別大事なメッセージがそこに潜んでいるとでもいいたげに。
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雅楽の様子は写真でお伝えできませんが、天上から流れる簫(しょう)や篳篥(ひちりき)笛、太鼓の音色とリズムは耳を介さず直接わたしの魂を撫でて行きます。
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四人が方陣に踊るのを見ていて、気づけば特定の人に注目しています。前列に年配のベテランらしき人、後列に見目麗しい若手(美形)。しかし目は前列のベテランに釘づけになります。着物の袖をつまみ、両の腕(かいな)を水平に広げるとき、ベテランの着物の袖は、一筋の影もできないほどピンと張っています。一瞬一瞬の姿が、隙のない仕立てです。
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西暦900年頃にできた踊りをここで見られるということは、今目の前に、1300年前が見えているということです。
衣装の原色が、音楽と混ざり合って形を変えながら私を覆い尽くすような錯覚を覚えます。呪術にかかったように意識が朦朧とします。これは極度の酸欠なのです。
数百名が、小さな椅子をくっつけ合い、「聴衆」という一つの巨大な怪物になり、じっと固唾を飲んで舞台上の踊り手を目と耳で咀嚼しているのです。その妖気を払うように、泰然自若と奏で踊る式部職。
舞楽の表現に、魔を祓い国の泰平を祈る「念」が込められていることを身体で感じました。
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人いきれと酸素不足で痛む頭を、端正な芝生の上でしばらく癒す。深呼吸って、身体の中が綺麗になる感じ。
マメに刈られる皇居の芝は、直接座るとチクチクしますが、潤いをたっぷり含んでペルシャ絨緞のようにひんやりします。
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北の丸公園を抜けて九段下へ出る途中、公園の水辺で、お笑いの練習に張り声を上げる若者2名を発見。
「どーもー!」
「それにしてもですねー!」
何度も何度も、対岸を聴取に見立てたお稽古が続きます。後方に置き去りにされた荷物が人ごとながらちょっぴり心配…。荷物はなくなっても夢は失くさないでね!(^^)
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今回はお稽古場の関係者から頂いた券でした。S氏と仲良しの2人で拝聴させていただくことに決定。
その方の存在によって、私にとっては感覚的に、「緑地」や「公園」だった皇居が、「お住まい」であるという感覚が色濃くなって参りました。お人との縁は、いろんなことへの感度や周波数も変えてくれます。
前回雅楽を聴きに来たのは2年前かしら・・・。まったく、このペースで時間が経ってしまうなら、雅楽が千年以上も昔の曲と踊りを守り続けて今があるのも少し納得できるというもの。
「あっ」という間を、数百回も繰り返せば、千年くらいすぐに経ってしまうのですね。

悠久の雅に浸る好日でした。ああ、外で聴きたい。
by soukou-suzuki | 2011-10-27 18:40 | ザッツ★エンターテイメント!

祇園祭2011

遅ればせながら。
祇園祭2011の辻ごとの交差を写真でつづります。フジエモンと一緒の祇園祭は初めて。
加えてLTで京都に乗りこんでいた吉森氏も、「京都の優しいお兄さま」のおかげで献茶に参列がかない、お家元の正面から(立って)お点前を拝見することが叶いました。
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たくさんの半券がついた(茶席が廻り切れないほどたくさん!の)茶券にテンションがあがります。同時に気温もぐんぐん上昇中です。(この日は日中は37度でした!)
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献茶の拝服席では本場の粽をありがたく頂戴し、これでこの夏も乗り切る決意!
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ワコちゃんとの再会!相変わらず宝塚的男前だわ♪3カ月の勲章は左右の足に実ったおおぶりな「座りだこ」(笑)さらに両手の節に「にじり痣」ができてて、ストイックでした。案外、苦行がお好き…。
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社殿の前でワンショット撮影。うだるような暑さは写らないのですね。夏空に朱色が綺麗!
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私は写り方が下手だけど、写し方は抜群ね!みて、この微妙なフレーミングの差を!私以外の2人のツーショットが断然「イイ!」でしょう?(笑)
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氷柱。祇園祭では様々な夏の風物詩に出逢える。祇園祭は撮影がかなりオープンですが、それでもお道具や会記(文字が美しくてお手本にパチリ)も一部分入ってしまうので、特に席名や作などは書きません。とにかくご自分の足と眼で一度は祇園祭のお茶会を巡って五感で京都の夏の「いまむかし」を感じてください。
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薬味の強い行者餅は1年で2日間の期間限定販売。私はこの味が大好きで、「あー、これで強くなれる!」と毎回思います。今年も巡り合えて嬉しい。
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大量に知人と遭遇。
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眼で美しいものをたくさん見たとき、美味しいものを食べた時のカロリーほど具体的数値は出ないけど、明らかに身体にも栄養になっていると思う。鑑賞眼の栄養失調や糖分過多とかもあると思う。調和とセレクトが効いた工芸品を見て回るのは眼を通して脳味噌や心がたっぷり栄養をとって艶が出ます。
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シャッターを押す数百倍のものに「気づかされる」一日です。
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建物がご馳走の席も多い。お席がはねた後は、天井まできょろきょろしちゃいます。欄間もいいけど撮影に向かない光線にて諦めました。
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人々のさんざめきや行きかう音がふと途切れる渡り廊下。微風が私と交差する。
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どこを見ても懐かしく、また憧憬も伴う。茶会巡りを擲ってスケッチしたい気持ちにもなる。(熱中症になりますけど…。)
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菓匠席は「希望」でしたが、抽象だからか・・・鮮明に残る菓子があまりなく…。
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お口に入ったひんやり加減と、この「菓」のロゴに感激。。
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鉛の混じった古いバカラ。以前から、古バカラ(こばから)が、「子宝」や「小腹が」や「小馬鹿な」に聞こえて困ります。(^^;お茶の世界の方がフランス語よりヒアリングが難しいかも!?どこで切れるか、漢字かカタカナかも解らないことが…。
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最後は駆け込みで「万亭(一力茶屋)」へ。待合1時間、本席12分です。「待つ」ことも味わいの一つです。昨今、こんなに贅沢な待ち時間を体験することはありません。
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遠藤夫妻は初めての祇園祭。
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by soukou-suzuki | 2011-08-08 00:32 | ザッツ★エンターテイメント!

劇団ビタミン大使ABC

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宮川賢さんの作演出、劇団ビタミン大使ABC「いるだけ。」にお招きいただき観て参りました。
新宿スペース107で、29日まで。当日券あり。

遺言を残して心筋梗塞で心停止した後に、違法な医療行為で蘇生され、日常生活を手に入れたはずのおじいちゃん。
家族にとっても、愛する者は「いるだけ。」で満足なはずでした。
しかし、法律の隙間に落ちてしまい様々な不便や不条理に見回れ、家族の気持ちや在り方も「生前?」とは変わってしまったかのよう…みなの気持ちはバラバラになりかけますが…。

軽快な音楽に乗せた台詞回しや、お笑いのような効果音に気持ちをほぐされながら気楽に見せてくれますが、テーマは死、愛、家族、法律、社会生活…とヘビー級です。
見え隠れしつつも、登場人物それぞれの動きの底には、常に家族への思いやりと、その原動力となる、人生の佳き日への感謝が流れています。

途中うるりとさせる数場面を、またすぐにさらりと交わすのは、宮川さんの美徳でしょうか。

リアルに普通な、どこにもある家族像。史上初の出来事に遭っても、できわえる家族の事件はやはりリアルに普通の家庭に起きることばかり。

人間って、家族って、生きるって、愛するって……?
迷惑かけあって許しあって、つまり、今を関われることが幸せ。

人は「いるだけ。」で十分に、忙しく悩ましく、有りがたく、いとおしい。

芝居を見るのはゼミにいくよう。人生の課題を与えられて、帰りの電車で、お風呂やトイレで、仕事のデスクで、キッチンで野菜を切りながら、ずっと課題について無意識のうちに考えさせられる。

「考えない人」の考えるスイッチを入れるのが芝居かな。
by soukou-suzuki | 2011-05-26 09:19 | ザッツ★エンターテイメント!

関東第一ブロック会員大会2011

想定外の270名となった会員大会。
「ただいまより、社団法人茶道裏千家淡交会青年部関東第一ブロック2011年度会員大会を開催いたします!」と、第一声。ああ、噛まないで言えてヨカッタ・・・。司会を終えてほっとしたあたりからしか写真が残っておりません。
会場は、永田町の日比谷高校グラウンドにある星陵会館。関東第一ブロック初の会員大会でした。
青年部を卒業した先輩や、未来の自分たちが帰ってくる場所、「青年部のホームカミング・デー」の創立です。
今期の執行部総出でかかった最初の行事でもあり、記憶に残る、確かな一里塚でした。ふりかえってみると、「うかつにも楽しかったことしか覚えていません」の典型でしょうか。この写真のように、笑顔に溢れた一会でした。ご来場いただいたご来賓、親先生、先輩、卒業生、会員のみなさん、ありがとうございました!
来年も、もっと大きな会場で(!)お逢いしましょう♪
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by soukou-suzuki | 2011-05-10 00:18 | ザッツ★エンターテイメント!

「七つの人形の恋物語」風景

音楽座ミュージカル「七つの人形の恋物語」のスナップをアップ。
【関連記事(感想)はこちらへ】
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by soukou-suzuki | 2010-08-16 03:20 | ザッツ★エンターテイメント!

音楽座ミュージカル「七つの人形の恋物語」を見て

午後、休みをもらって、テアトル銀座へ。
音楽座ミュージカルの「LOVE OF SEVEN DOLLS」(七つの人形の恋物語)(原作:ポール・ギャリコ)を見に行きました。23列目ながら、真正面センターの席。初め見る演目でしたが、後半のたたみかけと物語の深さ、心の仕組み、人の弱さ、と同時に、人が誰しも持っている真実の愛を見出す天与の力などを、巧みで涙をぽろぽろ、ぽろ、と合計8粒くらい落としました。(え、少ない?お化粧を忘れたので崩せなかったのです…--;)

主人公は、祖母に育てられたのち、誰にも愛されず、敬われず、社会のどん底を歩き疲れ、絶望して川面を眺める少女は、「蠅」という意味のムーシュとあだ名で呼ばれるマレル・ギュイゼック。
そんな彼女を救ったのは、幼少期に自分の母親に捨てられたトラウマから、人間とは付き合えない、自分とも向き合えず、人形遣いでありながら、凶暴性が表出するキャプテン・コック、実名はミシェル・ペエロ。
彼が捕虜時代に作った7人の個性あふれる人形がこの舞台の主な登場人物となり、絶望した少女に愛情と信頼と夢を与える。
一方で、徐々に極端になるキャプテン・コックのムーシュへの暴力と支配。辱めを受けるたびに強まるプテンへの憎しみが、彼女の人形への愛情を強めるというゆがんだ共依存の関係に発展していく過程で、皮肉にも人形劇団は人気を博していく。
まるで人間相手のように人形たちと付き合うムーシュそのものが、観客の心を魅了し、劇団は大劇場で公演するようになる。しかしムーシュは、「愛情と憎しみは、一つの心には仕舞いきれない」とキャプテン・コックとの決別を決意する。
ジプシー舞踊団の青年バロットは、マイノリティーと迫害に抑圧されながらも、団員を家族としてアメリカへわたる夢を持つヒーローで、彼はムーシュへの愛を打ち明け一緒に行こうと誘う。
初めての純粋な恋愛に満たされるムーシュ。一方、愛する人形たちとの生活を断ち切ることに苦悶する。
しかし、人形の動作、言葉を通じて発露されていたのは、実は人形遣いのキャプテン・コック、孤独なミシェルの心の叫びであり、ムーシュへの愛情に他ならないのだった。
人生の決断を迫られるさなか、戦況が悪化し、選択肢は外圧で狭められていく……。

以上、初見の私の要約ですのでかなり偏っているでしょうが、ご紹介まで。

幼少期のトラウマから「多重人格化した」一人の男と、愛する力を与えられながらも現実社会で絶望し続ける女。
愛情を持てば、与えても得られない飢餓感に襲われ、日々絶望を繰り返す。愛情を持たなければ憎しみを糧に生きる日々の地獄…。
たとえ相手が人形であっても、隣人を愛して生きることでしか、人は夢を描くことはできないのですね。人形だととくにゆがんだ構図に見えますが、案外、日常生活でも起きている現象ですね。隣人が愛犬だったり、子といがむ一方で孫への溺愛だったり、親友と呼ぶものへの忠誠に十字架を掲げたり。

それにしても、いつもながら、音楽座が取り上げる素材に驚かされます。
数ある物語の中から、あえてこの一作を取り上げ、小説の行間を演出し、登場人物の心の襞に光を当てる…。陰に光を当てたら陰でなくなってしまいそうなところを、セリフというスポットライトを避けて踊りや音楽で醸すのも巧み。
舞台を作るというのは、果てしない挑戦であり、観客への信頼であります。高いところ(舞台)から、こう真っ向に愛情と信頼を表現されますと、こちらも受け止め方を考え直します。(^^;
音楽座の、失敗を恐れないその勇気に敬服します。

戦争という時代、マイノリティーという不遇、個人のトラウマ、劣等感、貧困、日常的な屈辱…。
不幸の様子を見つけ出すのは容易な環境なのかもしれない。
しかし人間は、結局、幸せの種をいくつ見つけたか、人の幸せの種を社会にいくつ蒔くことができたかで心の充足を得る生き物なのです。

隣人をまっすぐ愛すること。いま、近くにいるという「巡り合わせ」に秘められた意味に、愚鈍になってはいけないということでしょうか。

通りすがりの人に惜しまず命綱を投げること。意味があって縁がある者と寄り添っているように、通り過ぎる人にも自分の存在は意味があることに気付くこと、でしょうか。

この舞台のラストシーンに、一期一会と連鎖が表現されています。
結局、いまに敏感に、いまの自分にできることを日々し続けることしか、自分自身の「魂の呼吸」を安らかにする手はないみたいです。

そういえば、ちょうど一年ほど前、シャーマンがいるという店に連れて行かれた。
私は人生の過渡期にあり(当時そう思っていた)、こんがらがった糸を理論的にほどこうと必死にもがいていた。一方で、理論を武器にすべきかどうかということ自体に迷いがあり、気持ちのながれるままに身を任せたい欲求も自覚していた。そうしないから終わらないのではないかという自暴自棄も備えていた。
名誉、利益、自由、美学…、解決の座標軸はどこにもなく、また、どこにでもあった。
自分らしさなど、考え出したら崩壊する幻だと気付き始めてもいた。
隣人でも家族でもなく、「自分のことだけ考えなさい」と言われるたびに、「自分」がなんなのか分からなくなっていく気がした。

別にシャーマンに相談するでもなく、私は彼女をじっと見つめていたが、目があったので何か言わなくてはと思い、こう言った。

「今、人生の分岐点に立っていて…」

「人生に分岐点でない日はないわよ」

そういって「あはは」と優しく笑ったあと、そのまま目をそらさずに、

「でもあなたは大丈夫。そうでしょう?」
と静かにゆっくり言った。

どっちにいっても、自分の人生に変わりはない。大切なのは、選んだ道ではなく、人生そのもの。通りすぎた道を惜しんでも、分岐を悔やんでも、私の「いま」は豊かにならない。ずっと「いま」の連続だけで成り立っているのが一生だから。

あれから一年。
一聴衆となって、しばし自分自身の人生のハンドルから手を離し、ただ傍観者でいることを許される舞台鑑賞は明らかに余暇だ。
舞台に涙して、おいしい肴に合掌して、いま目の前にいる相手に心から感謝するとき、ふとその日のことを思い出していた。

追伸:大好きな安中淳也さんはバロット役。ジプシーの踊りでも光っていました♪
by soukou-suzuki | 2010-08-03 22:40 | ザッツ★エンターテイメント!

劇団音楽座ミュージカル「泣かないで」

2009-12-26池袋芸術劇場中ホールにて、音楽座ミュージカル「泣かないで」マチネを観賞。これが年内最後のステージ観賞となります。
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遠藤周作の小説「私が・棄てた・女」をミュージカルにした異色作品。「人間、40歳くらになると、眠れない夜に、あのとき人を裏切ったなとか、あのときこういう風に人を棄てたな、と、思い出すことがある。そういう風に思い出した心の中に、神様っていうものは生じてくるんだ。」プログラムの遠藤氏談にありました。
「なんで私が?」「病気は人を選ばない」といわれ、当時はまだ不治の病だった病名を宣告される。社会から隔離され、少女は恋に夢見ることさえ許されず、生きて出られないと言われる隔離病院へ。
一幕は、絶望したヒロインの叫び、「神様なんて・・・いない!」で幕を下ろします。
「・・・・・・・・・・・・・(しーん)」
拍手することも忘れ、幕間は水を打ったように静まり返り、ロビーに出て行く足取りもフラフラ。トイレに並び、鏡に映る自分を眺めながら、人生の意味をさ迷う時間。
(プログラムを無料配布するのが音楽座のよいところ。メイキングから一座と一体化した気分になります。つまり観客は3度ドラマを生きるのです。ヒロインとして、役者として、観客として・・・会員にはメインテーマ「会えない日々」のCDプレゼント特典♪)
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ニ幕はボロボロ、滂沱の涙でお化粧を洗いました。自分の心のダムの大きさに驚くばかりです。
不運を呪い、誰からも愛されないと絶望し、神様の気まぐれのように誤診だったことがわかる。しかし社会に彼女を待つものはなく、病棟で励ましあった仲間やシスターこそ、自分の本当に大切な人たちなのだと病院に戻るミツ。愛されない絶望から、全てを愛そうとする幸福へ。そこに恵みの全ては揃っていたことを知る。
しかし万人に愛を注ぎ、勇気を与え続けた彼女が、たった一つ心の中で温めていたもの・・・それは、やはり報われない恋の相手への思慕でした。それをもって、「可哀想」と表現するのは子供でしょう。
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欲望と、恋と、失望と、博愛と、平安と、充足・・・それらはどういう公式で巡っているのかわかりませんが、相反する感情のようで、やはり入り交ざってようやく一つが成り立っているようにも思います。
とにもかくにも、一欠けらの希望を無限に増幅させて、人は人に希望を与えることができる能力を備えています。生き様でも、死に様ででも、自分を人々の心に焼き付けて、忘れえぬ光として輝くことができる・・・。
潜在能力的には誰にでもできるはずのことですが、誰にでも簡単にできることじゃなく、しかし実は誰でもがいつかそうありたいと思う姿、本当の心の安らぎへ行き着く唯一の道を教わる物語でした。
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真の幸福とは何かを学んだアフターは、福!(フグ)
「真の幸福」に対し、こちらは解りやすい幸福、しかし疑う余地のない幸福のひととき・・・でした。(笑)誕生日プレゼントに、ナウシカのカバー入り♪の「カサブランカ」を貰っちゃった!(^^)年末年始は彼のピアノと歌声に酔うわ。
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小夜ふけて、幸福が身体に行き渡っても、も一つ何かを欲して待っている私たち・・・そう、この人も呼ばなくちゃ!池袋に呼びつけられた幸福なF江モン。・・・もうこちら、かなり出来上がってますから。
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歌舞伎座前「風」記念撮影!
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水槽の「活真鯵たたき304円」って文字が私にっかっているようでヤダー。旬のヒカリもんのタタキ?!
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解散直前。偶然ってあるんですね!N矢さんファミリーに駅前でばったり遭遇!(@@)咄嗟の記念写真。
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by soukou-suzuki | 2009-12-31 01:43 | ザッツ★エンターテイメント!

「講談★女伊達!」頑張れ神田京子(噛んだ狂虎?)

これも夏の話。(「これも仁和寺の法師」・・・っていう何かの書き出しみたい^^;)
貴方はもう見たか?聞いたか?講談★女伊達。(^^)世にも不思議な、じゃなく、目にも可愛い物語・・・。
我等が京子ちゃんの講談を聞きにいきました。(右から2番目、けろっぴ色のスラリ美人です)
舞台がはねて、ソウル・エンジェルスの、麗しき5人の講談美女たちをパチリ。
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さらに、誘い合わせたS夫妻、Mizoちゃん、Eriちゃんとソウル・エンジェルスとの記念写真♪緑のスカーフで京子トーンに合わせてみました?
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講談師も茶人も女伊達。舞台の花であろうと、観客席の一人であろうと、壁の花であろうと、粋を競って楽しまなくちゃ。羅(うすもの)の和装とミニ丈のワンピースだけど、不思議とマッチ!2人の心の軽やかさが近いからかしらね。
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和の装いは、それだけで一つの趣味であり、求道です。「その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけり」
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by soukou-suzuki | 2009-11-01 23:03 | ザッツ★エンターテイメント!