2010年 11月 30日 ( 2 )

明治神宮「日本文化紹介茶会」

2010年11月28日(日)
芭蕉忌の今日、明治神宮の御苑内にある「隔雲亭(かくうんてい)」で、晩秋を惜しむ紅葉の茶会を催しました。

苑内の紅葉は燃え盛り、隔雲亭の廊下から見下ろす池へのスロープには、黄に色づいた葉を散らす様が黄金の時雨のようでした。午後の一席がなくなったので、その間、庭を眺めながら響の若い方と俳句をひねりました。

    黄金の梢となりて秋日燦  
    息止みし木の葉時雨のひとしきり   
    紅葉舞う枝離るるは潔く         
    共に見し木の葉時雨の刹那永久   

◆参加茶人スタッフ
松浦ひかり、中沢文明、吉森智浩、岩見恵理子、神田佳絵
初参加の味澤俊、森部恵理子
昼からは瀬○智子
計8名でした

◆参加外国人
 USA 9人、日本 4人、UK 1人、スイス 2人、イタリア 1人、オーストラリア 6人、スウェーデン 2人、香港 1人、ドイツ 1人
 合計 9カ国 27人でした。

◆響ガイド 12人(内お茶会初参加5人)

◆会記
軸:千峰紅葉村  相国寺 有馬頼底 筆
花:アワコガネギク エゾノコンギク 照葉 ドウダンツツジ
花入:竹一重切
香合:都鳥(ゆりかもめ)
棚:寿棚
水指:染付 葡萄絵
棗:紅春慶 (飛騨高山)
茶杓:時雨(芭蕉「時雨忌」に寄せて)
by soukou-suzuki | 2010-11-30 16:39 | 茶味禅味俳味一味

野点における「開く」茶事

c0049825_1251731.jpg11月20日(土)
国際野点協会、第4回公式茶会「2010年開く茶会」開炉とボジョレーヌーボー解禁とともに、野点協会発足の2010年を振り返る茶会が行われました。
場所は紀尾井町の清水谷公園。

プロデューサーは、こだわり茶人の木村晋平氏と、永遠の乙女ワインアドバイザー小峰美由紀氏のコラボ企画。

直線的な高層ビルの輝きと、黄葉紅葉の時折舞い散る心字池の輝きと…低い生垣に囲まれた正座からの視線。都会に開いた「天空の窓」を見上げるたびに、ほうとため息が出ます。「東京は美しい」、そう思いました。

c0049825_12521115.jpgイタリアンのアペタイザーに、お持たせの一品料理6品を添えた懐石に、アルベール・ビショーのボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュで茶事をスタート。

お二人が銀座を探し回った前菜6品詰め合わせは、どれも美味!
カポナータ、魚介のマリネ、オリーブ、スパイシーチキン…そして、料理とワインの相性が合っています!
小峰さんはチーズアドバイザーの資格も持っています。
「トロフィー・リヨン・ボージョ・ヌーヴォー」という、ボージョレ・ヌーヴォー最大のコンクールで2010年の金賞を受賞したというアルベール・ビショー。美しいルビー色が、寂びと愁思を、美しく豊かにします。
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c0049825_1321775.jpgサラダ、ハーブソーセージ、カプレーゼ……、ついワインが進みそうになってイケナイ。このあとお点前するのでした!
吉森さんお手製の「サーモンとジャガイモのガレット」は、ハーブのディルが効いたトリップ効果満点の逸品。
私は出がけに(自宅1分のお馴染み「やまちゃんの店」で)、焼き立てのロティサリーチキンとベークドポテトを小口にしてもらい、セーターでくるんで保温しておきました。

最近はすっかり寒かったのに、この日は風一つない穏やかな、静かな、優しい天候。
言葉さえいらなくなる、幸せで豊かな壺中のひととき。

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お点前は盆略でおひとりおひとりに点て、主客も交代して点てあい、そこに、それぞれの用事を終えて駆けつけたメンバーもほつほつと現れて連客しました。茶の湯帰りの中まで着物人口も増えていき、市中の隠に新たな一座を建立。
この野点の席につくまでは、みなそれぞれに人生の別の「本番」をこなしていました。
試験の人、茶事の人、稽古の人、休日も仕事の人……人生のあらゆる場面と取り合わせてみても、野点は寄り添い、似合うといっていいでしょう。それは野点が、メインにも成れるイベントでありながら、すんなりサブメニューにもなれる「柔軟性」をもっているからです。
自分自身がなりたいと思う人物像に重ねて、茶の湯の中にある「野点」に親しみとシンボルを感じるのです。
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by soukou-suzuki | 2010-11-30 00:30 | 茶味禅味俳味一味