2010年 11月 07日 ( 2 )

漆の郵便受け

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我が家のポストはステンレス。
丈夫できれいで申し分ないけれど、冬場は触れるとひんやり冷たい。

パタンと閉める音も冴え返り、事務的な感じがする。

開ける前から広告チラシやDMが底に張り付いて、爪を立てなければならなそうなうそ寒い感じが容易に想像できるから、見るだけで武者震いすることもある。


そんなポストにも、時々、手に優しくて体温を返してくる漉き和紙の手紙をいただくことがある。

落款の濃い赤さ、ガラスのテーブルに封筒を置いても、ふんわりして固い音が出ない。

ドキドキと裏腹に丁寧に開く、ひろげる。

和紙のカサカサが囁きにもため息にもクスクス笑いにも聞こえる。

その日に来客があったくらい存在感を示す手紙がある。

温かいお薄を一服したくなった。

こんなお手紙をも迎えるのだから、我が家の郵便受けを漆のポストにしてみたいかも…。

せめて冬場は底にもうせんか、お座布団でも敷きましょうか。(^_^;)
by soukou-suzuki | 2010-11-07 00:48 | Hikari NOW!

コローの描いた麹町の空

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ビルの森の中に、ぽかりと開いた空。
ニンフでなくクレーンが陽光を浴びて伸びやかに躍っている。
赤い小さな輝きが青空に映えて目を奪った。
秋の空は吸い上げる力がある。
このビルもうんと育つでしょう。
土曜の散歩。
by soukou-suzuki | 2010-11-07 00:35 | Hikari NOW!