広山流いけ花展 -渋谷東急本店7階-

茶友から、広山流いけ花展(渋谷東急本店7階にて開催)の招待券を2枚いただいた。残りの会期が短いのでぐずぐずできない。翌日、意を決して仕事をベルサッサ(鐘とともに去りぬ)して渋谷へと向かう。閉場30分前の滑り込みセーフで入場し、待ち合わせた富士江さんと思い思いに花の間を行ったり来たりして癒される。
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ついこの間、草月流の勅使河原茜さんの個展に行った様子を書いたが、また全然違う。同じ舞台芸術でもバレエと能くらいの違いがある気がする。草月流のダイナミック、ドラマチック、宇宙、無限・・・そんな印象に対して、広山流は自然体、刹那、野にある花、一隅を照らす・・・そんなたおやかで繊細な印象。(いけ花を全く知らない素人の感想です^^;)
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なるほど、広山流いけ花のHPを拝見しても、型に捉われない自然を旨とするらしいです。「花は野にあるように」とお茶の先生に習いますが、それは「花は野にあるがままに」とは一線を画して違うのです。広山流も、枝振を活かしながらも、自然界にあったとき以上に美しく見せるのだと書いてあります。それでも、見ていてほっとするし、自分も一瞬、野にあって花と寄り添っている気持ちになれます。ですが、型にはまっていないので、切り取りサイズの縦横比率を厳しく決められた写真撮影においては、なかなか四角に納めて素敵に撮るのが難しいのでした・・・。
視点によって景色が極端に変わるため、どの作品もその場にいかなくては味わえない空気感を纏っていました。「間」を大切にするが故の空気間なのでしょうが、花の密度が薄いのと、グループ展ゆえスペースの問題もあってか、主題とする作品だけをフレーミングするのには一苦労なのでした。(^^;花のアップ写真ばかりでは、生けた本人に怒られそうだけど、「はっ!」とさせられた自然の美しさを切り取った写真を勝手に羅列します。覗き込んだ一輪一輪の花が、微笑んで見える広山流でした。
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by soukou-suzuki | 2007-03-22 01:36 | Hikari NOW!
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