東京大空襲の日に

東京大空襲の日に_c0049825_347162.jpg3月10日は東京大空襲の日です。両国での慰霊呈茶の陣中見舞いに寄らせていただきました。私にとっては初めてのことだったので、その賑わいぶりと、様々な人の様々な思いに触れて、心に残る一日となりました。

メキシコでの、恩地日出男監督の「わらびの行」を見たときの舞台挨拶の言葉や、その時の母の言葉を思い出しました。






東京大空襲の日に_c0049825_3201970.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3203060.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3204191.jpg








玉砂利の上、車も通る境内、人ごみ、日差し、風・・・そんな中で、青年部の奉仕隊の笑顔が印象的でした。覚醒を呼び、同時に心を落ち着かせる一服のお抹茶。お茶碗を覗く間の一瞬の暗闇に、母にさんざ聞かされた防空壕の中での話がフラッシュしました。
東京大空襲の日に_c0049825_3241670.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3243247.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3245656.jpg








東京大空襲の日に_c0049825_325312.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3254668.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3263418.jpg








甘酒もお相伴しました。
東京大空襲の日に_c0049825_3293582.jpg東京大空襲の日に_c0049825_330972.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3302419.jpg








花壇の中に、供養の名前が刻まれているそうですが、内部は見ていません。
東京大空襲の日に_c0049825_3304119.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3305239.jpg東京大空襲の日に_c0049825_331319.jpg








テレビカメラの取材に、空襲当時の様子を語る人。傍らに集い、「仰げば尊し」を合唱する、当時の同級生たちのグループ。周辺には屋台が出て、越後の漬物、豆、下着、ヤキソバ、大判焼き・・・とプチ巣鴨になっていました。
東京大空襲の日に_c0049825_3313971.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3315091.jpg東京大空襲の日に_c0049825_332122.jpg








朝倉さんと第一ホテルでランチ。ここでも、「○○君を偲ぶ会」「○年○組同窓の集い」など、空襲に関係ありそうな席がたくさんありました。今まで、ことさらに3月10日という日を意識してこなかったことが、急に恥ずかしいことのように思えるのでした。
年に2回の慰霊呈茶が必須行事の青年部を、「偉いな~」「大変だな・・・」とは思っていましたが、空襲体験者の祈りの合掌の長さと、その人たちへの呈茶を黙々と笑顔でこなす姿を目の当たりに見て、その機会に恵まれていることが、彼女たちの大きな財産のように思えました。
東京大空襲の日に_c0049825_3404043.jpg東京大空襲の日に_c0049825_3405075.jpg東京大空襲の日に_c0049825_341293.jpg
by soukou-suzuki | 2007-03-12 03:32 | Hikari NOW!
<< 銀座句会 「ものの芽 水ぬるむ... 身も心も満たして・・・ >>