彼女が深い緑色のスカートを履いている。
いつもボーイッシュにキュートな同僚の女の子。今日はエレガントなグリーンのスカートを履いていた。普段は、船の舳先が海水を切り裂いて進むように、すっすっ、と真っ直に空気を切り分けて歩く子なんだけど、今日はなんか、歩くたびに風が彼女にまつわりついて遊んでいるような空気感がある。30%増し、可~愛い。
「今日のスカート、いいね~」
とおじちゃんのようにニタっとした顔でメールを打つと、
「実はこのスカートはお誕生日にもらったのだ (^^v」
との返信。脇にリボンが付いていたのを、自分らしくないからと取っちゃったらしいけど…。でも、新しい自分を発見した感触が伝わってくるようなメール。私の方までそよ風が吹きぬけるよう。
やっぱりね~。お姉さまの目は節穴じゃないんだぞ!きっといい人だね。いつも彼女を可愛いな~と思っているんだね。そして時々、どきっとするほどエレガントに感じてもいるんだな~。おほ、ご馳走様。(^^)羨まし。