丸の内 レ・カーヴ・タイユヴァン

仲通りの富士ビル交差点に面するレ・カーヴ・タイユヴァンのザ・ラウンジで一人ランチ。
ガラスのカウンターに白いハイチェア。その他の低めのテーブル。白のリネンに白一色の皿、18-8ステンレスのカトラリー。スタッフの姿勢のよさと、きびきびした動き…。何がどう、ではなく、全体的な調和にすぐれていて好きです。
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5分後、この界隈でお仕事ではなさそうな、隣にお嬢品なやや高齢のご夫人がお一人で座られた。美術館帰りか、皇居散策の休憩か、俳句やる人か……。ささっと観察。
結局、10分後に話し掛けてしまった(^^) 紐解けばフランス文化をこよなく愛する女性と解り、意気投合の華麗なるランチ…。よく気の効く店員さんが、二人の出会いに「シャンパンでもいかがですか?」と薦めてくださるが、「顔に出ない性質ならねぇ…」と内心は泣く泣くお断りする。
『今日の一期一会』さんのお名前は笠井さん。以前は恵比寿にお住まいだったそうで、ガーデンプレイスのタイユヴァン・ロブシュンによく(!)行かれたそうです。その日はOAZO内のギャラリーで開催中の銅版画の個展を見にきたのだと。「以前は良かったけれど、郊外に引っ越してからは、すっかり出てきにくくなってしまって…」とおっしゃる「郊外」が、まさか東京都目黒区のことだった!と判明したのはだいぶ後段になってからでした。(^^;(あの~アタクシ、さらにずっと「田舎」の世田谷から都心へ通う人生なんですけどぉ。)
メニューは1575円のTODAY'S PLATEで、鶏のトマトソース煮込み(バターライス、サラダ添え)です。チキンは煮込む前にハーブで炒めてあって、「カリッ」と「ジュワ」が両方楽しめました。サラダにかかっているドレッシングが美味しい。
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「あらぁ、タイユヴァンにきて、ご飯をいただくとは思いも寄らなかったわ…」
とお嬢様はしきりに首をかしげていらっしゃいました(^^) 絵の話、版画の話、ヨーロッパの都市の話、お料理の話…取り留めのない会話でしたが、あの日あの時、私たちの一角だけ、確実にパリの空気が漂っていたはず!?
笠井さん、またお会いしましょう♪(今度はParisで?それともMont Saint-Michelで?)
by soukou-suzuki | 2006-07-29 03:22 | THE 暖簾(のれん)!
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