12月13日ころ。

私の陰が極まる日。
今日は凹みまくる一日です。(笑)

見えないけれど、きっとカレンダーにもそう書いてあったのでしょう。
朝から昼から、日没後にも…案の定、いままた、一本の電話でため息をつきました。(;´д`)

毎年、12月前半、これくらいの日に、私の陰陽バランスが大きく振れて、心中穏やかならざる時間を過ごします。

初めて茶事の亭主をした日の夜、心が一杯に満たされた夜、父が心不全で倒れ、翌未明、亡くなりました。
あの日から22年がたちました。

昨年は代表者会議で京都にいる間に義父が倒れ、15日に亡くなりました。
明後日で一年が経とうとしています。

12月16日の誕生日前後は喪服を着て過ごすことが多く、白い花、色の花、黒いリボン、赤いリボンが、そぐわない取り合わせで部屋に混在します。
半生の一大ショック、あれも12月に起きました。
イルミネーションを見ると様々な記憶がむっくり起き上がります。
ジングルベルは、警鐘にも聞こえます。(-_-;)

おめでとうメールと、悼むメールが交互に来たり、祝いに来る人、慰めに来る人、誰と会い、何を食べたらよいか、どんな顔や声で過ごせばよいのか、慎む日か、和む日か、過去を語らう日か、未来を語る日か、戸惑い迷いつつも、立ち止まることのできない、師走。
世間中が大河となり、急流になる12月…。

季節が巡り、他の月を過ごしながら思い起こす12月はいつもキラキラなのに、心から待っていたはずの実際の12月は、あああ…と、ズドン!と思い知らされます。

年末は、できるだけ穏やかにすごそうと試みています。
しかし、青山霊園で父の墓参をし、冬陽の表参道に出ると、同じ風景の同じ季節に出くわし、何年分、何十年分の極陰を自分の中に引き込んでしまいます。
逃げようのないものから逃げたくなる自分。
逃げることをすでに捨ててしまった自分。

総身が陰に深く沈んでいくのを感じながら、じーっと外から自分を見つめている…。
逃れようとする代わりに、ゆっくり丁寧に点てたお抹茶をいただき、ため息を満足の吐息に変える。

たぶん、万人の意識が波立っている季節。
電磁波が跳ね返しあって増幅するように、人の意識が錯綜している。
いつもよりたくさん、お抹茶をいただきます。(^-^)

みなさまお健やかにお過ごしください。
12月13日ころ。_c0049825_2265365.jpg

by soukou-suzuki | 2014-12-13 22:04 | Hikari NOW!
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