野点における「開く」茶事

c0049825_1251731.jpg11月20日(土)
国際野点協会、第4回公式茶会「2010年開く茶会」開炉とボジョレーヌーボー解禁とともに、野点協会発足の2010年を振り返る茶会が行われました。
場所は紀尾井町の清水谷公園。

プロデューサーは、こだわり茶人の木村晋平氏と、永遠の乙女ワインアドバイザー小峰美由紀氏のコラボ企画。

直線的な高層ビルの輝きと、黄葉紅葉の時折舞い散る心字池の輝きと…低い生垣に囲まれた正座からの視線。都会に開いた「天空の窓」を見上げるたびに、ほうとため息が出ます。「東京は美しい」、そう思いました。

c0049825_12521115.jpgイタリアンのアペタイザーに、お持たせの一品料理6品を添えた懐石に、アルベール・ビショーのボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュで茶事をスタート。

お二人が銀座を探し回った前菜6品詰め合わせは、どれも美味!
カポナータ、魚介のマリネ、オリーブ、スパイシーチキン…そして、料理とワインの相性が合っています!
小峰さんはチーズアドバイザーの資格も持っています。
「トロフィー・リヨン・ボージョ・ヌーヴォー」という、ボージョレ・ヌーヴォー最大のコンクールで2010年の金賞を受賞したというアルベール・ビショー。美しいルビー色が、寂びと愁思を、美しく豊かにします。
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c0049825_1321775.jpgサラダ、ハーブソーセージ、カプレーゼ……、ついワインが進みそうになってイケナイ。このあとお点前するのでした!
吉森さんお手製の「サーモンとジャガイモのガレット」は、ハーブのディルが効いたトリップ効果満点の逸品。
私は出がけに(自宅1分のお馴染み「やまちゃんの店」で)、焼き立てのロティサリーチキンとベークドポテトを小口にしてもらい、セーターでくるんで保温しておきました。

最近はすっかり寒かったのに、この日は風一つない穏やかな、静かな、優しい天候。
言葉さえいらなくなる、幸せで豊かな壺中のひととき。

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お点前は盆略でおひとりおひとりに点て、主客も交代して点てあい、そこに、それぞれの用事を終えて駆けつけたメンバーもほつほつと現れて連客しました。茶の湯帰りの中まで着物人口も増えていき、市中の隠に新たな一座を建立。
この野点の席につくまでは、みなそれぞれに人生の別の「本番」をこなしていました。
試験の人、茶事の人、稽古の人、休日も仕事の人……人生のあらゆる場面と取り合わせてみても、野点は寄り添い、似合うといっていいでしょう。それは野点が、メインにも成れるイベントでありながら、すんなりサブメニューにもなれる「柔軟性」をもっているからです。
自分自身がなりたいと思う人物像に重ねて、茶の湯の中にある「野点」に親しみとシンボルを感じるのです。
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by soukou-suzuki | 2010-11-30 00:30 | 茶味禅味俳味一味
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