作為が無作為に…

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升目を引いた上に、直線と程遠い枝振りを配す。方眼紙の上に、インク壺をひっくり返してしまったよう。生き物のようにじわじわインクが染みていくような…。

こういう景色が好き。

人工的で端正で鋭利な物質と、自然の姿、とりわけ余所行きや晴れ着でない、素っぴんの姿が重なって、どこまでも無作為なのに、仕組んだように対比する個性。

樹木たちは無作為なのかなぁ、でも長い目で見たら作為なんだろうなぁ。

向こうのビルは、期せずして…草月会館でした。

流石。草月流してる。

この角度から見られること、計算したのかしら?
by soukou-suzuki | 2010-02-08 22:00 | Hikari NOW!
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