「風の道」新年初句会2010年

  この道を今年も通う初句座へ     ひかり
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この句は随分まえのですが、平成22年、今年も初句座への真直ぐな道のりを歩きながら、心を新たにしました。自分のはく白い息に淑気を見てとる時、冷たい空気で肺の中を洗って、そのまま心の曇りが一掃される気分を味わえます。
(内心は、まだ3句できていないので、ちょっとドキドキしていますが、「即吟是道場」の私はこれくらいの緊張感がある方が足が速まります)
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大高霧海主宰の挨拶に始まる初句座。今年の司会は千葉日出世さんです。声が通るし、凛としてて、句とともに「かっこいい」お姉さまです。
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最初は句会。賛同票をいただき、出句した3句とも「陽の目」を見た事はおめでたい!(^^)

  眼差しを強く真直ぐに初鏡     同人会長普通選・主要同人3票

  若水で薄茶のきめを祝ぐあへり  主宰特選・主要同人1票

  守るものありて嬉しき出初式    主要同人2票・互選3票

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  先師継ぐ二十五年の御慶かな   ひろし
  核のなき空の青さや羽子の音   たきゆき  
  一芸を玉と育てむ初御空      一星
  母白寿われは傘寿の屠蘇を挙ぐ 一馬
今年の夏には「風の道」25周年記念大会です。東商ビルの東京會舘スカイルームにて。
新年の句は本当に清らかで堂々とした句が多く、読むときも自然に背筋が伸びます。俳句から「えいっ!」と鋭気を貰っているような気持ちになります。初釜も初句座もそうですが、みな打ち揃って笑顔をかわすことが、こんなに価値がある(パワーを貰う、心を洗う、未来を感じる)ことだとは・・・年々その想いは強くなります。
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大高主宰になってからはフランス風な「風の道」。今年もシャンパンで乾杯!
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お弁当は「なだ万」。日本酒も、局所的(一馬さんの席一帯)に消費されました。
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後半は表彰。昨年一年間の活動内容により表彰されるコーナーで、「ふるさと俳句大賞」受賞を祝い、主宰の色紙を頂戴しました。

     新若布炙ればにほふ日本海  霧海(主宰)

どどーーんと日本海の荒波を感じる演歌な一句。強くなれそう♪
おいらも今年は強く大きく、(でも荒波の日は避けて)漕ぎ出しますっ!正岡子規の随筆「墨汁一滴」の文庫を戴きました。いまバッグに入ってます。中表紙に書かれた子規の筆か・・・「墨汁一滴」の文字が、主宰に似ています。

     年々に小さくなりぬ松飾   柊花(同人会長)

銀色地の短冊に、柊花先生の美しい文字で書かれた松飾の一句。来年の初釜で寄付に掛けさせていただきます!私も、小さながらも松飾を一人住まいの玄関に飾りました。c0049825_23364634.jpgc0049825_2337422.jpg
お茶でも俳句でも一緒の涼子さんと。私たち、女流で行き(生き)ましょうね!ぐるりと皆さんご挨拶。
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初句座の主役は、番付表、永年一位の高嶋静さん。御年、101歳です。ここにいる全員の「母」です。「聖句母」とか名づけちゃいませんか?良子副主宰の今年にかける想い。
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あれよあれよと句会ははね、2次会は地下の居酒屋さんで。ぐるりと一つのテーブルを囲むと、また句会が始まりそうな予感!卓を囲む仲間たちなんですね。「座の文学」は人生講座です。
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わいわい。がやがや。わはは。あはは。おほほ。親戚もいる。亡くなった父の同級生もいる。母もいる。茶人もいる。俳句は縁で繋がっていきますから、網目状の「えにし」が眼前に広がります。
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尽きることのない文化論。熱いですね~。

  熱燗で交わす文学論さめず   ひかり

追伸:「ふるさと俳句大賞」を受賞した俳句を記すのを忘れていました。神様ってお茶目ですよね・・・。

 霜の夜に夫(つま)の靴音聴きわける  ひかり

まだ浦安に住んでいた頃に、マンションの廊下を靴音響かせながら帰宅する夫を詠んだ句です。今見ても、いい句です。(苦笑)
by soukou-suzuki | 2010-01-25 00:37 | 茶味禅味俳味一味
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