白秋までの一刻

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秋は色でいえば白。
好きな季節と好きな色の組み合わせ。
まだ『白秋』とは感じないけれど、ほんの少しの気配がある昼下り。

昨夜の花火を思い出しながら、蝉時雨の猛るを聞いていると、この夏も、今年も、一生も、すべては花火と同じ刹那に思える。
いま一瞬の心地を、立ち止まって味わっておきたい…。


団扇は、清昌堂やましたの、納涼茶会で記念品にいただきました。
大降りで弾力があり、力強い風を押し出す。弄ぶだけでそよ風を生む。
薄、萩、女郎花、桔梗、撫子…秋草がたっぷり描いてある。
御代田の風を生み出せる団扇。扇ぐと、優しく撫でられている感触。それは地球にか、優しい誰かにか…。


撫でられている心地する団扇風 ひかり
by soukou-suzuki | 2009-08-23 14:35 | Hikari NOW!
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