山の茶事

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正月二日。
山籠りする私達のところまで、はるばる車を飛ばしてお茶を飲みに訪ねてくれる茶友あり。また楽しからずや。(^-^)
わくわくと『足りない』ことを楽しみながら親子で準備している時間の嬉しさよ…。商店がすべて年末年始の休業に入ってから決ったお客様の予定に、じたばたと買い物することもできず、本当の山居の侘茶を遊ぶことができました。
芝居でいえばアドリブ、俳句なら即吟、音楽なら即興…これぞライブ感覚のナマのもてなし、真の茶の湯(ちと違うか?)などと一人満足気に含み笑い。o(^-^)o

-酒-
佐久地酒、千曲錦酒造、限定吟醸『吉田屋治助』
-膳-
本当の粗飯、みつくろいました(^-^)
ままかり、なます、鰤、湯葉巻、昆布、辛きゅう、栗きんとん、小豆、チー蒲、赤飯、雑煮、水菓子

-濃-
淡々斉『寿山』
花-椿、梅、水仙(正客おもたせ)-
床飾り-葉つき蜜柑、柚子(次客手土産)-
茶入、丹波『山居』
茶杓、『復可来(またきたるべし)』
棚、山中塗、山雲棚
水指、韓国 梁命煥造
茶碗、萩、天寵窯
菓子、浦和花見『丑』ほか
濃茶、詰、小山園『葉室の昔』

-薄-
棗、輪島白漆『老松』
茶杓、『御慶(ぎょけい)』
干菓子、諸江屋製『宝三盆』(正客おもたせ)
薄茶、小山園『松伯』

外気温は二度。浅間からの風花(雪片)舞う冬枯の中で、四畳半に炉を囲んで、障子からの冬日を馳走に一度も時計を見ないまま進行する茶事…。ああ、生きているって幸せヽ(´▽`)/ですね。

来てくれて、本当にありがとう。

さて貴方はいつ、いらしてかださいますか?
ああ、邪道でした。『いつ』かは重要ではありませんでした。(^-^)
喫茶去(きっさこ)、そして復可来(またきたるべし)、です。
by soukou-suzuki | 2009-01-02 18:41 | Hikari NOW!
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