音楽座ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」

c0049825_2413576.jpg池袋の東京芸術劇場中ホールにて。
数え日の一日を劇場で過ごすことは、ずっと止めたくない旬で大切な行事・・・。
27日は音楽座のオリジナル・ミュージカル、「マドモアゼル・モーツァルト(モーツアルトが実は女だった!というお話)」に浸りました。
軽快なメロディー、自分の世界に忠実な天才アーティスト。そこには創作の苦しみなどない。あるのは、面倒で理解できない「社会」や、調和こそが複雑怪奇な「普通の生活」への苦悩・・・。モーツァルトのメロディーに乗せた、登場人物のセリフの一つ一つに、胸が締め付けられるほどの痛みと、モルヒネのような陶酔とを交互に味わいました。
こんなにモーツアルトの人物像に共感したのは初めてです。天才のあまりの特異性を、「性別ほども他人と違う」と端的に表現することで、理解されにくい個性がいきなり身近になるという訳です。すごいアプローチです。
そして新人の高野菜々さんの好演ぶりにも爽やかな感動を覚えました!(^^)野太い少年の様相の声が、「銀河鉄道999」で、「かあさぁ~んッ!」や「メーテル~ッ!」と叫ぶ星野哲郎ばりの声!声優でもいけそうなのに、顔も可愛い、ボディランゲージも巧みで、歌も上手い!あまり褒めない私ですが、本当に輝いていました。菜々ちゃん、貴方は素晴らしい♪
(原作:福山康治)

写真は、舞台がはねてロビーで出演者との撮影。
私の好きな「とってもゴースト」でヒーロー役を演じ、今回はドン・ジョヴァンニ役の安中淳也さんと。私が、物凄~く泣いた後だから、顔がすごく変!(><;
(ちなみにこの日は私も、モーツアルト・ブルー(ターコイズ)を着てみました^^;)

36年の短い生涯だったモーツアルト。その人生の3分の1にあたる10年は旅だったのですよね。自分の妖精を持っていて、頭に浮かぶメロディーをただ書き写していたモーツアルト・・・。わかる気がする。旅していれば、常に新しいリズムやメロディーに囲まれているものです。
次々湧き出るその光彩を、日々刻々と移り行く感動を書き留めるのは、画家でも音楽家でも詩人でも、肉体的に消耗します。その消耗を充電するのは、やっぱり「愛」だと思うのです。
愛情は、創作(実は内なる湧き水の表出作業)の原動力なのです。
その大切な大原則を、再確認するための、とても解りやすいミュージカルでした。

c0049825_18175641.jpg
強い雨に心までも
たたきつけられ
辛くても 疲れても 前に進めば
ふっと雲が割れ
青い空のぞかせ
光に包まれる 愛に抱かれて
すべてが輝いて
生まれ変わる
      ---「旅」より
by soukou-suzuki | 2008-12-29 02:41 | ザッツ★エンターテイメント!
<< 山河の湯 和光の道 >>