平成大茶会in丸の内 「終了」

盛大な懇親会を終えて、撤去作業の開始(深夜0:00)を待つマルキューブは、徐々に暗くなり、じわじわと本格的な冷え込みを見せました。足が寒い・・・。
ガラスの外側、仲通りでは、クリスマス・イルミネーションの飾り付けが始まっていました。キラキラ光る電飾の線を、根気よく何度も枝に巻き付けながら、クレーン車が複数出動中です。
平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1294193.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1295288.jpg













誰しも、疲労困憊のはずなのに、かえって些細なことで大笑いしてしまうみんな。たぶん、神経が自然に、ゆっくり、弛緩しようとしているのかも・・・。私も作業のために帯を解き、ヘアピンを外したら、張り詰めていた「気持ち」がゆっくりと呼吸を再開しました。
平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_13074.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1301865.jpg













茶室の解体は、組み立ての半分の時間ですみました。
タクシーで帰宅。ベッドに這い上がり、眠ろうとしても神経が高ぶって眠れず、お風呂に入って湯船で少し寝て、あがって「今度こそ!」、と眠り込みました。
夢に、先ほど見上げたマルキューブのスポットライトの白い光が写りました。

======

翌月曜日。日中は関連企業の挨拶周りと、夜は、関東第一ブロックの今期最後の幹事会でした。
丸茶とともに、いろんなことが一気に終焉へと流れ込んでいきます。昨日と、今日で、1日しか違わなくても、それはもう「過去」と「未来」を分けてしまいます。イベントの行われた場所が、知らん顔して日常に戻っていました。あれほどの実感とオーラを、跡形も無く消し去るものこそ、イベントなのだと想いました。イリュージョンを重ねて見るがらんどう。空気の粒子の中に、昨日の熱気を嗅ぎ分けようとする自分がいる。茶道会館の会議室でさえ、違った空気を醸している。
平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1383021.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1385086.jpg













「平成大茶会」の感想を一人づつ回しながら、まい泉のお弁当で、この2年間の任期中の労を労い合う・・・。
平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_139019.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_139102.jpg













平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1391915.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1393065.jpg














ブロック専任幹事にとっても、この日は任期の終章(の始め、くらい?)。思いのたけを胸に秘めて、小さな挨拶を。来期も引き続きお役があっても、それはもう別のお役・・・。今期のこの役回りでしかできないこと、感じ取れないものが全員にある。事務局長、元木さん、ブロック長、佐藤さんはご卒業。一体、あと何人の大切な人をお見送りするのでしょう。

青年部を卒業する人。卒業後も支えてきた監事としても任期を終え、永年通ったこの会議室に定期的に来るというお勤めを、終に終える市川さんと奥村さん。「万感の想い」って、いかほどだろう。何度も会議室を見渡すお二人の眼差しが印象的でした。
「神々しく見える」ということは、「敬意」の効用なのだと分った日です。
平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1394016.jpg平成大茶会in丸の内 「終了」_c0049825_1394984.jpg
by soukou-suzuki | 2008-11-22 01:52 | 茶味禅味俳味一味
<< 歳時記、冬。 平成大茶会in丸の内 「丸の内... >>